第二の血痕|あらすじとネタバレ解説【シャーロック・ホームズの冒険16】

ジェレミー・ブレット版ドラマ第16話・S3E3「第二の血痕(The Second Stain)」のあらすじ、ネタバレです。機密文章盗難事件に見舞われた首相と大臣がホームズを訪ねてきます。

項目 内容
原作 第二の汚点
(短編)
No. シーズン3
第3話
放送日 1986/07/23
(水曜日)

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あらすじ

英国首相とヨーロッパ担当大臣トレロニー・ホープは、盗まれた文書の捜索をシャーロック・ホームズに依頼します。文書には、公になれば戦争にもなりかねない内容が書かれていました。首相と大臣が去った後、大臣の妻であるヒルダ夫人がホームズを訪ねます。ヒルダ夫人は盗まれた文章の内容を聞き出そうとしますが、ホームズは内容を一切明かさずヒルダ夫人を帰します。

ホームズは機密文書を盗みうる人物として3人の名を挙げます。そのうちの一人、エドワード・ルーカスが何者かに殺されたという事件を新聞で知ります。

ルーカス殺害事件に不可解な点はありませんでした。しかし、絨毯から床に染みた血痕と絨毯の血痕がずれたことから、現場には、誰かが絨毯を動かした痕跡が残っていました。

床を調べているホームズの姿

床を調べるシャーロック・ホームズ
©ITV

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登場人物

シャーロック・ホームズ、ワトソン、ハドソン夫人、レストレード警部以外の主な登場人物です。

  • ベリンジャー卿
    依頼人の一人。英国首相
  • トレロニー・ホープ
    ヨーロッパ担当大臣。機密文書を文書箱に保管していたが、盗難にあう
  • ヒルダ夫人
    ホープの妻
  • エドワード・ルーカス
    機密文書を盗難しうる人物。死体となって発見される
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事件のまとめ

このエピソードで起きた事件について、概要や謎をまとめます。メインの謎は「機密文書を盗み出した人物は誰か?」です。

ホープ大臣は機密文書を文書箱に入れ保管し、持ち歩いていました。盗難があった日の夜、文書箱は寝室に置かれていました。

  • 侵入者
    寝室に何者かが侵入した形跡はなかった、とホープ大臣は証言します
  • 寝室に入ることができる人物
    女中と執事は寝室に入ることができます。ホープ大臣は信頼できる人物だと話します
  • ヒルダ夫人の行動
    盗難があった日、ヒルダ夫人は芝居を見にいっていた、とホープ大臣は語ります

血痕の謎

ルーカス殺害の犯人はルーカスの妻です。殺人事件に疑問点はありませんでした(ルーカス殺人の容疑で一度は執事が逮捕されています)。しかし、現場に残された血痕には、疑問点があります。

殺人現場の絨毯には大きな血痕が残っていました。血痕は床にも染みているはずですが、絨毯をめくってみると、床に血痕はありませんでした。床の血痕は絨毯の血痕の裏ではなく、別の場所に残っていました。このことから、絨毯を動かした人物がいる、ということが明らかになります。

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ネタバレ

機密文書を盗んだのはホープの妻・ヒルダ夫人です。機密文書盗難を計画したのはエドワード・ルーカスで、ルーカスはヒルダ夫人を脅して、機密文書を盗むように仕向けていました。
ヒルダ夫人は結婚前に書いた手紙をルーカスに握られていました。内容は恋文です。弱みを握られたヒルダ夫人はルーカスに従う他ありませんでした。ヒルダ夫人は芝居に行ったふりをして、寝室の文書を盗んでいます。盗んだ文書は、その日のうちにルーカスもとへ届けています。

夫人が文書を届けた時、ルーカスの妻が、手紙を持ってきたヒルダ夫人とルーカスがあいびきしていたと勘違いし逆上。ナイフでルーカスを刺し殺します。これが殺人事件の顛末です。犯人はヒルダ夫人ではなく、ルーカスの妻です。なお、絨毯を動かしたのはヒルダ夫人です。夫人は現場警備の警官に気絶したふりをして、殺人現場に侵入し、機密文書を回収しました。

項目 内容
依頼 盗難文書の捜索
犯人 ヒルダ
血痕の意味
トリック 偶然の殺人

結末

ヒルダ夫人が文書を持っていると確信したホームズは、ワトソン博士とともに夫人を訪ねます。ホームズに問い詰められたヒルダ夫人は機密文書を差し出し、真相を話し始めます。ヒルダ夫人が真相を語り終えた頃、ホープ大臣と首相が現れます。ホームズはホープ大臣に、文書箱の中に機密文書が入っている、と話し、文書箱を開けさせます。そして、そっとヒルダ夫人から受け取った文書を入れ、ホープ大臣が見落としたようにみせます。

帰り際、首相が真相を尋ねますが、ホームズはヒルダ夫人の関与を明かすことはありませんでした。

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感想

ゆすりの相手を浮気相手と誤解されて殺されてしまうという殺人事件の絡み方が巧妙だったと思います。

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