金縁の鼻眼鏡|あらすじとネタバレ解説【シャーロック・ホームズの冒険38】

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犯人の眼鏡

ドラマ「金縁の鼻眼鏡」のあらすじと真相です。ある屋敷で若い男性秘書が殺害され、手には犯人の鼻眼鏡を握られていた…。

あらすじ

ホプキンズ警部は秘書のスミスがコラム教授の屋敷で殺害された事件に頭を悩ませ、シャーロック・ホームズを尋ねます。殺されたスミスは恨みをかうような人物ではなかったため、警部は殺害の動機を掴めずにいました。
現場となった屋敷の書斎で、スミスは死に際に「教授、あの女です」という言葉を残し、手には金縁の鼻眼鏡を握っていました。書斎には鍵付きの引き出しがついた机があり、鍵穴の周囲には、真新しい傷がついていました。誰かが何かを盗もうとした、もしくは、盗んだようにみえる痕跡でしたが、コラム教授は盗まれたものは何もないと証言します。

その後の捜査により、女性解放運動のリーダーであるアビゲールが、スミスと結婚のことで口論になっていたことが明らかになり、警察は彼女を疑います。一方、シャーロック・ホームズは、廊下の敷物、コラム教授の食事、兄マイクロフトがばらまいた嗅ぎ煙草をヒントに、真相へとたどり着きます。

注目のシーン

目が光るシャーロック・ホームズ。

眼鏡で目が光ったようにみえるホームズ
© ITV

ドラマ情報

項目 内容
原作 金縁の鼻眼鏡
(短編)
No. シーズン6
第3話
放送日 1994/03/21
(月曜日)
原題

「The Golden Pince-Nez」(金の鼻眼鏡)

登場人物

シャーロック・ホームズ、マイクロフト、ハドソン夫人以外の主な登場人物です。このエピソードにワトソン博士は登場しません。

ホプキンズ警部

依頼人。事件の担当。

コラム

教授。ヘビースモーカーで足が不自由。

ウィロビー・スミス

被害者。教授の秘書。大学を卒業したばかりの若者。

マーカー

年配の家政婦。

スーザン・タールトン

若いメイド。第一発見者。

アビゲール・クロスビー

教師。女性解放運動のリーダー。

アンナ

コラム教授の元妻。

事件の謎

秘書を殺害の犯人、動機、手口が謎です。

殺人の謎

教授は自殺だと主張します。しかし、ホームズは他殺の線で捜査を進めます。

今わの際の言葉

メイドが床に横たわるスミスを発見したとき、彼にはまだ息がありました。そして、スミスは「教授、あの女です(Professor, It was she.)」と言って絶命します。
この言葉の真意は謎です。

鼻眼鏡

スミスは手に金縁の鼻眼鏡を握っていました。この眼鏡には度の強いレンズがはめられたおり、持ち主はかなり目が悪いと考えられます。
スミス殺害の容疑がかかったアビゲールの視力は悪くありません。

動機

スミス殺害の動機が不明です。
物取りの犯行であると考えられますが、教授は何も盗まれていないと証言しています。

足跡

屋敷に通ずる小径に足跡は残っていませんでした。小径の脇の草の上には足跡らしきものが残っていましたが、雨の影響により明瞭ではありませんでした。

似た廊下

殺害現場の書斎の出ると正面と右手に廊下が伸びており、どちらも似たような絨毯が敷かれています。
裏口につながる廊下は右側です。正面に進むと、教授の寝室があります。

嗅ぎ煙草

教授の寝室の本棚付近にマイクロフトが嗅ぎ煙草をまいています。
どうやら足跡のようなものがついてます。

真相

犯人は教授の妻アンナです。アンナは教授の寝室に隠れています。アンナはある手紙を盗もうとして屋敷に忍び込みましたが、秘書のスミスに見つかってしまい取っ組み合いとなり、殺してしまいます。

背景

教授の正体はセルゲイという名のロシア人です。セルゲイは改革派の一員でしたが、仲間を売って大金を得て、イギリスに逃亡していました。セルゲイの妻が秘書を殺したアンナです。裏切られた妻や仲間達はセルゲイを探していました。

手紙

アンナは教授が机の引き出しにしまっていた手紙を盗もうとしていました。手紙の内容はアンナの兄の無実を証明する内容です。兄はセルゲイの裏切りにより、捕まっています。

鼻眼鏡の紛失と廊下

犯人のアンナは秘書に眼鏡を奪われました。アンナの視力は著しく低く、眼鏡を失うと、まともに歩くことができません。そのため、進むべき廊下を間違え、教授の寝室に入ってしまいました。

秘書の最期の言葉

事件の日、アンナは偶然出会った秘書のスミスに、教授の屋敷の場所を尋ねていました。二人は顔見知りだったため、スミスは「教授、あの女です」という言葉を残しました。

結末

教授の部屋に女が隠れていることに気付いたホームズは、教授の目の前でアンナが隠れている秘密の部屋を暴きます。ホームズに見つかってしまったアンナは真相を話し、全てを語り尽くすと服毒して自ら命を絶ちます。教授もセルゲイを追っていたロシア人に殺されます。

感想

原作にはワトソン博士が登場しますが、ドラマはワトソンを演じるエドワード・ハードウィック氏の都合がつかなかったため、マイクロフトが登場します。煙草を撒くのがマイクロフトではなく、ホームズ自身だったりします。

ドラマ「シャーロック・ホームズの冒険」は2021年から2022年にかけてNHKで再放送されていましたが、このとき、日本における放送順で放送されていました。しかし、このエピソードからは、英国の放送順に変わっています(つまり、37話「瀕死の探偵」より前は日本の放送順でしたが、38話以降は、イギリスでの放送順となっていました)。

制作国である英国の放送順と日本国内の放送順が異なります。そのまま放送すればいいわけですが、おそらく、NHKとしての独自性を少しでも出したかったのだと思います。

この記事のまとめ

シャーロック・ホームズの冒険「金縁の鼻眼鏡」のあらすじ、真相をご紹介しました。

項目 内容
依頼 殺人の調査
犯人 アンナ
ダイイング・メッセージ
トリック 犯人を匿う

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