燃える(ガリレオ第1シーズン1話)のあらすじ、登場人物、事件概要と伏線、ネタバレです。突然、頭が燃えて死亡した若者の謎を物理学者の湯川学が解き明かします。このエピソードでは、唐沢寿明さんが犯人を演じています。
あらすじ
22時20分頃、閑静な住宅街で騒いでいたひとりの若者が死亡します。
若者は、突然、頭が発火し、頭蓋骨が炭化するほどの熱傷を負い死亡。警察は、ネズミ花火が原因と考えますが、被害者と一緒にいた若者は「いきなり、燃えた」と主張します。
ガリレオこと湯川学は、人体発火に強い興味を抱き、刑事の内海薫とともに捜査に乗り出します。

©ガリレオ
登場人物
- 湯川学
変人ガリレオ。帝都大学理工学部物理学科の准教授 - 内海薫
新米刑事。人体発火の謎を解明するため、ガリレオを訪ねる - 草薙俊平
ベテラン刑事。ミステリーハンターと呼ばれる。その功績を支えたのはガリレオ。湯川とは大学時代の同期 - 城ノ内桜子
監察医 - 弓削志郎
内海の先輩刑事 - 栗林宏美
湯川の助手 - 金森
機械部品を製造する時田製作所の社員。朗読ボランティアを務める
事件概要
事件の概要と、謎をまとめます。もっとも謎めているのは、被害者の頭が突然に燃えた理由です。
犯人は金森、動機は被害者らが毎晩騒いでいたため(朗読の録音を邪魔したため)です。しかし、手口は明らかではありません。(湯川や薫の視点からみると、犯人や動機も不明です。しかし、視聴者からすれば、ドラマ冒頭で犯人と動機は明確であり、具体的な手口が不明となっています)
伏線
謎を解くヒントです。
- 赤い糸
事件当夜、幼い女の子が、空の赤い糸を目撃しています。その赤い糸は、3カ月前から、浮かんでいたとも証言します - 焦げ跡
現場には、煙草を押し付けたような焦げ跡が無数に残されていました。さらに、現場からやや離れた所にあるカーブミラーからも、同様の焦げ跡がみつかります
ネタバレ
犯人は、勤務先の製作所にある炭酸ガスレーザー(金属切断に用いる加工機)を使い、カーブミラーで反射させ、被害者に照射していました。レーザーの照射により、整髪剤をつけた頭髪が瞬間的に熱せられ、被害者の頭から発火しました。
- 炭酸ガスレーザーとは
二酸化炭酸やヘリウムを混ぜた混合ガスに、放電することで、得られるレーザーです。機械加工以外に、ほくろの除去など、医療分野でも実用化されています - 遠隔操作
犯人は携帯電話を使って、製作所の加工機を操作します。特定の番号を入力することで、様々な操作を実現しています
赤い糸の正体はヘリウムイオンレーザーです。犯人は炭酸ガスレーザー照射の前に、ヘリウムネオンレーザーを使って標準を定めていました。ヘリウムネオンレーザーは、炭酸ガスではなく、ヘリウムとネオンの混合ガスに放電するタイプのレーザーです。
結末
湯川は「発火がもう一度起これば、自然発生したプラズマによる事故」という嘘の捜査情報を流し、犯人に罠を仕掛けます。罠にはまった犯人の金森は、刑事が張り込みをする目の前で火事をおこし、現行犯で逮捕されます。
金森は、たまたま人に火が着いた、と語り罪を軽くしようとしますが、レーザー照射が何度も繰り返されたこと、事件後に録音された朗読の音声がやけに冷静だったことなどから、殺意を暴かれます。
感想
東野圭吾「探偵ガリレオ」に収録されている「燃える」をもとにしたドラマ第1話です。原作とは、設定が異なる部分も多々あります。
薫が湯川を騙すために使った不幸な少女の話は、女刑事クラリスというドラマが元ネタになっています。ロサンゼルス市警のクラリスと耳にして、ロサンゼルス市警のコロンボと、羊たちの沈黙に登場したクラリスを思い出しました。

