Ashes to Ashes
新・刑事コロンボS13E3「復讐を抱いて眠れ」のあらすじとトリック解説です。葬儀屋が犯人となるエピソードです。
あらすじ
葬儀社の経営者エリック・プリンス(パトリック・マクグーハン)は、ある芸能リポーターに、過去の悪事を公表されそうになったため殺害します。
エリックはリポーター殺害後すぐに、ある俳優の遺体とすり替えてリポーターを火葬します。さらに、ベリティが誘拐されたように偽装します。
残った俳優の遺体は別の男の遺体と一緒に火葬してしまいます。
コロンボは、リポーターが誘拐された現場の状況から、誘拐に疑問を抱きます。動機や手口を次々と暴き、エリックを追い込もうとしますが、死体が見つかりません。
死体が発見されていないことを理由に言い逃れするエリックに対し、コロンボは、火葬された俳優の体内にあった砲弾の破片が別の男の骨壺に入っている事実を突き付けます。破片の存在を知ったエリックは負けを認め、警察の車に乗り込もうとします。
原題
「Ashes to Ashes」(灰は灰に)
「復讐を抱いて眠れ」は原題と異なるタイトルです。
トリック解説
殺人に計画性はありません。しかし犯人は、犯行を隠すため、死体を焼き、誘拐を捏造します。
死体隠蔽
エリックがリポーターを殺したとき、ある俳優の葬儀の際中でした。エリックはこの俳優とレポーターの遺体をすり替え、リポーターを焼却します。
俳優の火葬
残った俳優の遺体は、別の男の遺体とともに火葬します。
俳優と一緒に火葬された男は、ボイラー事故が原因で、体がほとんど残っていませんでした。
さらに、遺体の家族は、葬儀に無頓着でした。そのため、犯人は簡単に俳優を火葬することができました。
誘拐偽装
犯人のエリックは、リポーターが一度帰宅したようにみせようとします。
そして、誰かに連れ去られたように偽装します。
アリバイ工作
エリックは、リポーターの自宅に忍び込み、PCの日付を1時間ほど進め、ワープロソフトのファイルを保存します。
これにより、ベリティがその時間、自宅にいたようにみせ、さらに、エリック自身もアリバイを作ります。
犯人のミス
コロンボが偽装工作に気付き、エリックを疑う根拠です。
ダイヤの盗難
昔、エリックはある大女優の葬儀において、遺体が身に付けていたダイヤを盗みます。
その手口は、ダイヤを遺体の口の中に押し込み、火葬した後に回収するというものです。
ダイヤ盗難という事実をベリティに公表されそうになったため、エリックは彼女を殺します。
口紅の色
自宅のグラスには口紅が残っていましたが、この口紅は、姿を消した日の口紅と違っていました。
そのため、夜に帰宅し口紅を塗り替えた、という不自然な状況が生じます。
子犬の餌
ベリティは子犬を飼っていましたが、エサや水を与えられていませんでした。
愛犬を可愛がっている様子のベリティが、帰宅後にエサも与えず放置しているのはおかしいです。
携帯の通知
ベリティは携帯電話を持っており、パソコンのメールを受け取ると、携帯電話に通知が届く仕組みになっていました。
その携帯が火葬時に一緒に燃やされたため、送信したはずの通知が中断されていました。
砲弾の破片
ベリティとすり替えた俳優の体内には、戦争で受けた砲弾の欠片が残っていました。この欠片は特徴的な形をしており、X線写真も残っていました。
俳優の遺骨はハリウッドサインに巻かれたはずなのに、ある男の骨壺からこの欠片がみつかります。
これは、死体のすり替えを意味し、俳優とある男の火葬を執り行ったエリックに疑いがかかります。
感想
葬儀屋が犯人というエピソードです。
この記事のまとめ
刑事コロンボ「復讐を抱いて眠れ」について、あらすじやトリックをご紹介しました。最後にドラマの内容を、殺人の計画性、偽装工作、犯人のミス、動機、凶器、トリック、コロンボの罠で簡単にまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 殺人の計画性 | なし |
| 偽装工作 | 誘拐殺人に偽装 |
| ミス | 砲弾の欠片 |
| 動機 | ダイヤの盗難 |
| 凶器 | 鈍器 |
| トリック | PCの日付変更 |
| コロンボの罠 | ― |

