刑事コロンボの駄作、ワースト作品です。初期シリーズ(旧シリーズ)と、新シリーズにわけて紹介します。
初期シリーズ
1968年から1978年までに放送された45話の中から、駄作を選んでいます。

©Universal City Studios
さらば提督
駄作として挙げられることの多いエピソードです。海外では、ワースト・エピソード1位としているサイトもあります。
その理由は、典型的なコロンボのプロット(ストーリーライン)を逸脱しているためだと考えられます。
コロンボは最初に犯人の犯行が描写されます。視聴者には誰が犯人かわかっている、というのがコロンボの特徴ですが、「さらば提督」は最後まで犯人が誰かわかりません。
犯人がわからない、というのは推理ものでは、当然のことです。しかしながら、コロンボというシリーズ作品の中でのそれは、視聴者の期待を大きく裏切るだけの結果になってしまったようです。
コアなファンに受け入れられなかっただけであって、一般的な視聴者には面白い、かというと、そうではないかもしれません。
最後、真犯人を追い詰める証拠が、やや弱く、すっきりしない、という難点もあります。
闘牛士の栄光
次いで評価が低いのは「闘牛士の栄光」です。
闘牛が凶器という事件ですが、それを証明していない、そして、どうやって証明するのかも不明である、という理由で、評価が低くなっているようです。
このエピソードは、どちらかといえば、犯人の動機に重点が置かれているような作品です。
他のコロンボシリーズの作品において動機は、単純明快なものが多く、それよりも、犯行の思わぬ落とし穴や、刑事がどうやって犯罪を立証するのか、などが見どころだと思います。
そのため、動機がオチになっているエピソードは異色と、感じた視聴者が多かったのかもしれません。
新シリーズ
1989年から2003年までに放送された24話(46話から69話)の中から、駄作を選んでいます。
新シリーズは初期シリーズのエピソードに比べ、評価の低い作品が多いです。
「さらば提督」のように、犯人が最後までわからないエピソードがいくつかあり、それらは低評価になっています(下表参照)。
| 話数 | タイトル |
|---|---|
| 55 | マリブビーチの殺人 |
| 60 | 初夜に消えた花嫁 |
| 64 | 死を呼ぶジグソー |
迷子の兵隊
新シリーズの中で上三作品を除き、評価が低いのは「迷子の兵隊」です。非情な犯人が登場するエピソードです。
偶然、コロンボが重要な証拠書類を手に入れるなど、展開がすこし荒いかもしれません。
奪われた旋律
次いで評価が低いのは「奪われた旋律」です。最後から二番目のエピソードですが、あまり評価されていません。
理由は、最後の謎解きにあるようです。犯人が追い詰められた理由というのが、わかりにくいかもしれません。
別れのワイン
傑作エピソードで1位にランクインすることが多い「別れのワイン」ですが、そこまで評価されている理由がわからない方も多いのではないでしょうか。特に、ミステリー要素に関しては、そこまで評価されるような内容ではないとも思います。コロンボの名作といえば「別れのワイン」という口コミが広まり、上位にランクインしているのかもしれません。しかしながら、コロンボの作品の中からどれか一つ飛びぬけた作品を選ぶのも難しいです。コロンボは、ほとんどの作品がとても面白く、ハズレがないので、ほぼ全部名作、と言える気がします。

